どうも!LSSです!!
今日は唐突に数学的な話をしてみます。
問1。まんなかはどこ?
とある小学校に、A君とB君が通っていました。
二人はとても仲良し。
ある日、A君はB君に「学校から家に帰ってから、B君ちに遊びにいくね!」と約束しました。
A君の家は学校からみて「北に500m、東に100m」のところにあります。
B君の家は学校から見て「北に100m、東に300m」のところにあります。
また、A君の家とB君の家は直線移動可能な道路があります。
さて、B君は帰宅後、少ししてからA君のスマホに電話をかけました。
「もしもしA君?今どのあたり?」
「今、ちょうどまんなか!」
さて、A君が本当に、A君ちとB君ちのちょうど真ん中にいたとしたら、A君が今いるところは学校から見て、北に何m、東に何mのところにいるでしょうか?
問1の解き方
A君の家からB君の家まではまっすぐな道路が通っています。
A君は、南にも東にも移動している事になりますが、ここは「南北」と「東西」に分けて考えてみます。
ちょうどまんなか、という事は…南北で言うと、「北に500m」と「北に100m」のまんなか、という事なので、
(500+100)÷2=300
で「A君の現在位置が学校から見て北に300m」である事が分かります。
同様に、東西で言うと、「東に100m」と「東に300m」のまんなか、という事なので、
(100+300)÷2=200
である事が分かります。
問1の答え
ちょうどまんなかにいるA君の現在位置は、学校からみて
「北に300m、東に200m」
のところ、というのが答えです。
問2。10分の1の地点
同じ条件で、B君がA君に電話したのがもうちょっと早かったら、という話です。
A君の答えは「今、ちょうど10分の1だけ進んだところ!」でした。
すると、A君の現在位置はどこになるでしょう?
問2の解き方
問1を解く時に「北に500m」と「北に100m」を足して2で割りました。
これは「平均」を割り出すのと同じ手法ですが、式をこう言い換える事もできます。
(500×1+100×1)÷2=300
「北に500m」に1の重みを掛けて、「北に100m」にも1の重みを掛け、重みの合計値である2で割る事で、「平均=まんなかの場所」を計算した事になります。
今回はA君は「10分の1進んだ」と言っているので「すでに進んだ距離:これから進む距離」の比は「1:9」という事になります。
また、これは
「A君の現在位置から見ると、A君の家の方がB君の家より9倍近くにある」
という事です。
これを「重み」として適用すると…
(500×9+100×1)÷10
という式になり、答えは
460
になりますね。
東西位置についても、同様に×9と×1して÷10すると、
(100×9+300×1)÷10
という式になり、答えは
120
になります。
問2の答え
ちょうど10分の1進んだところにいるA君の現在位置は、学校からみて
「北に460m、東に120m」
のところ、というのが答えです。
あとがき
昔、頭を悩ませながら、この算出を理解したのは、数学の授業ではなくてプログラムを考えていた時でしたw
画面上を移動する物体の座標と、それを追尾する物体の座標、それぞれの物体を画面上に描画する時に、表示位置をどう計算したらいいか?
x座標・y座標それぞれの平均値を取ると、追尾っぽくなるけど、それでは粗すぎ&速すぎ。となった時に、じゃあどうするか、って考えたものです。
いやー、いつにも増してわけわからん記事になりましたw
ってなとこで、今回はこのへんで!
次回もまた、よろしくお願いします^^