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世界名作劇場シリーズ・牧場の少女カトリについて語ろう!【前編】

 どうも!LSSです!!

 

タイムボカンシリーズ・オタスケマンについて語ろう!
と同じノリの記事タイトルですが、中身も同じノリですw

 

世界名作劇場シリーズは子どもの頃にリアルタイムで見ていて、フローネ・ルーシー・カトリ・セーラ・ポリアンナあたりが特に本放送を見ていた世代にあたります。

 

で、このシリーズ中でどれが一番好き?と問われると、自分は
牧場の少女カトリ」!!
と躊躇なく答えますw

 

…ただ、このシリーズ、年代や好みによってどれが一番かは大きく別れると思いますので、あくまで個人の好み、って事でw

 

 

といっても、本放送時はそれほど印象に残らなかった

子どもの頃に見た「牧場の少女カトリ」について残っている印象と言えば…
「なんか女の子が延々と牛の番をしていた」
という印象と、
「第一話で『お母さん、行っちゃいやー!』と幼少期のカトリが走ってコケたシーン」
ぐらいのものでしたw
(後者は後に懐かしアニメ特集みたいな番組でよく取り上げられていたので、そっちの記憶かもですが)

 

 

だいぶ後になって、再放送で見た時に、かなり引き込まれました!

その頃にはビデオも普及していて、ひたすら録画したりもしましたねw

カトリは家畜番で、確かに牛を牧草地へ連れて行って、夕方になると引き連れて帰ってくるのが仕事なんですが、子どもの頃には理解できなかったであろう出来事に巻き込まれてたりします!

 

普段のんびりと家畜番の仕事をしている様子から打って変わって、背景に国際的な事情も絡むような事件に関わっていく展開がスリリングでした!!

 

 

設定

場所はロシアの支配下にあったフィンランドの田舎。

カトリには父親がおらず、母親は出稼ぎに出ていて、父方の祖父母のもとで育てられています。

第一話では母親が帰ってきて、カトリにお土産として、ダックスフントの仔犬をプレゼントします。(アベル、と命名

 

が、母親は勤めていたお屋敷が国をまたいだ引っ越しをするために、次は長く会えない出稼ぎに出てしまいます。(からの『お母さん行っちゃいやー』)

 

それから数年。

幼かったカトリは9歳になりますが、第一次世界大戦が始まってしまった影響で、母親は帰ってこられないばかりか手紙も届かない。

さらに祖父母の仕事がうまく行かず、生活苦に陥り、カトリは幼いながら自ら奉公に出て、祖父母を助ける決心をします。

 

…このあたりが「西洋版おしん」と言われるゆえんですねw

 

 

名犬アベル

賢く、働き者のカトリは雇い主や同僚にも認められ、可愛がられますが、アベルもまた賢く、牛を牧草地に連れていく際に列から離れようとする牛がいると、その前にまわって吠えたてる事で、自分の何倍もある大きさの牛をコントロールします。

 

その働きを見るまでは、見たこともない胴長短足の変わった犬を、無能呼ばわりして「飼っているペットと離れたくないから、有能な犬だなんて嘘をついたんだろう」とカトリにあらぬ疑いをかけた雇い主も、すぐに手のひらを返します^^

 

 

おやしき

広い土地と大きな邸宅を持つ、田舎の地主。

多くの使用人を雇い入れていますが、旦那様・奥様も使用人と共に働き、農業や酪農で生計を立てる様子は中小企業のようなスタイルです。

 

その中で、カトリに与えられた仕事は、家畜番。

貴重な財産である多くの牛たちを率いて、屋敷の牛小屋から牧草地へ連れて行き、草を食べさせ、夕方に戻ってくる、という仕事です。

牧草地が安全なところなら、到着から戻る時間までは比較的自由に過ごす事ができます。

 

 

ある時、ふらっと訪れた大学生

名前はアッキ・ランタ。

 

牧草地にいたカトリに声をかけて知り合い、学はないが勉強意欲のあるカトリに本を貸し与えてくれるお兄さん。

 

ところが、彼は実はフィンランド独立運動家で、その事をカトリに明かしますが、その後カトリの目の前で警察に逮捕されてしまいます!

 

 

新たに雇われた女性

カトリが勤めていた屋敷で、新たに女性の使用人を雇い入れます。

以前にも勤めていた事があるようで、雇い主や古参の使用人とは顔見知り。

が、どことなく胡散臭いところがあります。

 

…実は彼女は3人組の泥棒のボスで、手下に2人の男がおり(3悪!?)、まず彼女が使用人として屋敷に潜り込んでから、時期をみて内部から屋敷に火を放つなどしてどさくさに紛れて財産を奪ってドロン、という手口を繰り返していた人物でした。

 

今回の潜入もその目的でしたが、未然に防がれて、女はドロンしちゃいます。

 

 

3悪と再会

それからしばらく経ってから、ですが、休暇中に幼馴染の操る馬車で移動中、馬車が故障。

通りがかった馬車に声を助けを求めると…なんとそれが前述の3悪だった!という最悪の展開を迎えます。

女ボスはカトリを捕らえて奴隷商人に売り飛ばそうとする、生粋の悪人っぷり!

 

と、そこに更なる偶然。

逮捕されていたはずのアッキさんが、拳銃を片手に登場!!

 

泥棒たちは拳銃と「独立運動をやっていて逮捕されたが逃げ出してきた、途中で何度も拳銃を使ったよ」というアッキに恐れをなして逃げ出します。
(泥棒が逃げた後で明らかになりますが、拳銃を何度も使った、はハッタリ。拳銃は脱獄する時に友人がくれたもの。)

 

…このあたりのハードな展開が、家畜番ののんびりした仕事とかけ離れてて衝撃でした! 

 

 

なんだかんだあって、カトリ都会に行く

転職して別のおやしきに勤める事になったり、そこの奥様が都会出身で田舎暮らしに馴染めてなかったり、その旦那さんが軍人でほとんど家を空けていたけど亡くなってしまったり…となんだかんだあって、カトリを気に入っていた奥様が屋敷を使用人頭に譲り、カトリを都会の家に連れて行きます。

 

ところが、そこには意地悪な「大奥様」がいて…。

 

それまでにも、ちょっとした意地悪キャラはいたものの、大多数がカトリの味方だったため、それほど深刻な状態にはならなかったのですが、この都会編だけは、屋敷内での最大権力者から目をつけられるという辛い日々が続きます。

 

 

 

…というところで、長くなってきたのでいったん区切り、「後編に続く」とさせていただきますw

次回もまた、よろしくお願いします^^

 

 

 

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