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【自作小説?】黄金の筒

 どうも!LSSです!!

 

昨日の記事のために、即興でミニストーリーを作りましたが、その余波でもうひとつお話を思いついてしまいました。

 

が、これは「自作小説」といっていいのかどうか?w

 

 

黄金の筒

とあるラボに、奇妙な物体が持ち込まれた。

 

依頼者の亡くなった祖父の倉庫から出てきたもので、富裕だった祖父が若い頃にオークションで競り落としたものだそうだ。

 

その「黄金の筒」はとても古い物で、平安時代にはすでに存在していたと思われる。

古すぎてさすがにくすんではいるが、表面は金色で、かつてはまばゆく輝いていたのであろう事は想像に難くない。

 

 

調査を始めてすぐに判明した、
「その物体は(金色の表面を含めて)植物で構成されていた」
という事実は金属だとばかり思っていた研究者たちをおおいに驚かせた。

 

現存する植物の中では、孟宗竹に近いものらしい。

 

そして、接合した形跡もないその黄金の筒は、中が空洞であると思われ、その中に何か小さいものが入っている。

非破壊検査によって調べてみたところ…さらに研究員たちを驚かせる結果が明らかになった。

 

 

「中に、人間の赤子のミイラが入っている…!!」

 

 

ここまでの成果が発表されると、世間では突如として古代ロマンブームが巻き起こる。

 

 

これは…古代の宗教的儀礼か?

こうした埋葬方式があったのだろうか?

それとも…この筒は地球外生命体が昔地球を訪れた際の宇宙船だったのだろうか?

古代の試験官ベビーでは?などと言い出すものまで現れる始末。

 

 

…しかし、それ以上の事は判明しないまま時は過ぎ、いつしか世間からも忘れられていったのだった。

 

 

 

 

 

 

今は昔、竹取の翁という人が竹をとって生活を営んでいました。

ある時、一節だけ黄金に輝く竹を見つけ、伐り出してはみたものの、恐ろしくて家には持ち帰らず、その足で貴族に献上してたんまり褒美をいただき、楽に余生を暮らしたそうです。

 

めでたしめでたし…?

 

 

 

 

あとがき

「始まらない物語のその後」という感じで考えた昔話パロディですw

 

おばあさんが桃をスルーしたら?

浦島太郎が亀を助けなかったら?

竹取の翁が竹からかぐや姫を取り出さなかったら?

 

…と、色々考えられそうですね^^

※金太郎は実在の人物なので、パロるのは遠慮しておきますw

 

 

 

ってなとこで、今回はこのへんで!

次回もまた、よろしくお願いします^^