どうも!LSSです!!
まえがき
20年以上前、まだインターネットが普及する前から普及後にかけて、LSSもまだ若かった頃。
雑誌投稿からパソコン通信、インターネットの個人サイトと場所を移しながら、ゲームプログラムを作ったり、小説を書いたり、作曲したり、を楽しんでいました。
※もちろん、自己満足の趣味レベルですけどねwww
一応、今やってるこのブログは「Androidスマホアプリ開発」というテーマのブログではありますが、LSSって昔はこんな事もしてたんだ、って感じで昔書いた小説っぽいものを晒してみようと思いますwww
創作昔話「もものおんがえし」
むかしむかし、あるところに、大変働き者の百姓の若者がおった。
ある日、若者が畑仕事を終えて帰る途中、一本の桃の木のところでふと、尿意を もよおした。
見ると、あたりは草も生えないひどい荒れ地で、桃の木も今にも枯れそうななかで一輪だけ花を咲かせておった。
「ぬし、こんな所ではコヤシが足りるまいて。少しじゃけどコヤシをやるぞ。」
などと言いながら立ち小便をし、そのまま家に帰ったのじゃった。
その夜…一人暮らしの若者の家の戸をたたくものがあった。
不審に思いながらも若者が戸を開けると…そこには見た事も無いような、美しいおなごが一人たっておった。
「おまえさん…こんな夜更けにどうなすった?」
「…わたしは今日、あなたさまにコヤシをいただいたももでございます。」
若者は帰り道での事を思い出した。が、この娘が…?
「…お陰様で、危うく枯れそうなところを生き延びる事が出来ました。ぜひ、あなたさまに御恩をお返ししたく、このような夜更けに人の姿を借りて参りましたのでございます。」
そして娘は、自分が人の姿でいられるのは今宵一夜限りであること、そして若者のためならばどんな事でもするつもりであると告げた。
若者は…目の前の娘の姿に見とれておった。
桃のように美しいすべすべした肌、花のような香り、そして…そして桃のようにふくらんだ胸と尻。
若者は思わずその桃に手を伸ばし…そしてただ一つの自分の望みを告げた。
ある荒れ地に一本だけ立つ桃の木。一輪だけ咲いていた花に実がついた。
…その実はまるで赤子を宿したおなごの腹のように大きくなり、やがて自らの重みで地に落ちた。大きな桃は坂を下り、川にはまり、流れにのってどんぶらこ~、どんぶらこ~と 川下にある吉備の国へと流れていったそおな。
めでたしめでたし(何が?)
あとがき
いかがでしたでしょうか?w
あほらしいと言ってしまえばそれまでですが、自分では自分で書いたものの中でも気に入っている一篇だったりします。
「超有名な物語の、前段階の話」をでっちあげるのも面白いかも、とか当時思いましたw