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タイムボカンシリーズ・オタスケマンについて語ろう!

 どうも!LSSです!!

 

タイムボカンシリーズ、数あれど、その中で一番オタスケマンが好きなLSSですw

…と言っても、シリーズ中もっともメジャーなのは「ヤッターマン」でしょうし、シリーズ通してみていた方でもあまり「オタスケマン」は印象に残っていないかも知れません。

 

正直、自分も子どもの頃に本放送を見ていて、あまり印象に残った作品ではありませんでした^^;

が、後に再放送で見た時に「ええええっ!?」となり、そこから一気に「シリーズ中一番好き」な作品になったのですw

 

今回はそんな「オタスケマン」について語っていきます!

 

 

舞台設定

主人公・ヒカルとナナ、3悪のアターシャ・セコビッチ・ドワルスキーは、ともに「タイムパトロール隊」の隊員、つまり同僚です。

タイムパトロール隊内で、それぞれがチームという事になっています。ヒカル班・アターシャ班、ですね。

 

「タイムパトロール隊」はタイムマシンを持っており、その基地は地球の衛星軌道上に浮かんでいます。

地球の歴史を自分の都合で改竄しようとする悪人から歴史を守る、というのがその役割のようです。

 

 

怪人トンマのマント

「タイムパトロール隊」のコンピュータが、怪人「トンマノマント」からの通信を傍受します。

 

「トンマノマント」は「トンマノマントの歴史書」という実際の史実とは異なる歴史書を持っており、「トンマノマントの歴史書」が事実となるように歴史を改竄しようとする、まさに「タイムパトロール隊の取り締まり対象」な存在です。

 

「トンマノマント」からの信号が発せられると、タイムパトロール隊のロボットがなぜか全身に痒みを覚え、それによってタイムパトロール隊はトンマノマントが動きだした事を知ります。

「トンマノマント」の通信は、その手下「オジャママン」への歴史改竄指令ですが、タイムパトロール隊はオジャママンが誰なのかを突き止める事ができていません。

ヒカル班・アターシャ班にトンマノマントの作戦を食い止めるよう指令が出され、両班がそれぞれのメカに乗って現地(時間も超えます)に向かいます。

 

 

オジャママンの正体

もちろん、3悪・アターシャ班の3人が、実はオジャママンです。

彼らはトンマノマントから「歴史に名を残す有名人にしてやる」とそそのかされ、タイムパトロール隊員でありながら歴史改竄の尖兵となる裏切り者でした。

 

また、物語の途中で「ゲキガスキー」という新人がアターシャ班に配属されますが、彼もまたオジャママンの一員となります。

 

 

オタスケマンの正体

こちらも当然、ヒカル班の2人が、実はオタスケマンです。

…なぜ、ヒカルとナナの2人がタイムパトロール隊としてではなく、オタスケマンとして事件解決に当たるのかの説明はなかったような…??
(追記:第一話にて「自由に行動できるよう」とのナレーションがありました。)

そしてこちらも、タイムパトロール隊はオタスケマンの正体に気づいていません。

オタスケマン・オジャママンともに、タイムパトロール隊が用意したメカに乗りますが、そのメカも出動後にオタスケマン用・オジャママン用に変型するギミックが仕込まれており、タイムパトロール隊がそれに気づかないのはだいぶ無理がありますがw)

 

 

毎回の展開

  • タイムパトロール隊がトンマノマントの指令を傍受する
  • ヒカル班・アターシャ班に出動命令が出る
  • 各班、出動するやいなや、オタスケマン・オジャママンに変身
  • 現地(過去)でオジャママンが作戦行動開始
  • オタスケマンが止めに入る
  • バトル
  • オジャママン敗北
  • ヒカル班・アターシャ班それぞれ本部に帰還
  • トンマノマントの指令は謎の人物「オタスケマン」によって阻止されたものの、ヒカル班もアターシャ班もなんら活躍していないので罰を受ける(が、その内容に天国と地獄ほどの差がある)

というパターンが毎回繰り返されますw

 

 

ここからネタバレ

最終回になって明らかになった、トンマノマントの正体。

トンマノマント、という人物は実在せず、作られた「コンピューター人間」だった。
(コンピューター人間…今でいうVtuverみたいなもの?)

 

トンマノマントを制作し、オジャママンに指令を出していた人物は…新人の「ゲキガスキー」

彼は彼なりに、地球の未来が悪いほうへ向かっているのを憂いて、「歴史を変えなければ」という使命感に基づいて行動を起こした、との事。

 

結局、オジャママンの正体はバレてしまい、3悪とゲキガスキーは投獄されます。

ここからがかなり熱い展開で…。

 

 

オジャママンが投獄された後、大彗星が地球に迫っており、このままでは衝突が避けられない、という最大の危機に見舞われます。

 

打つ手のないタイムパトロール隊基地から、脱獄したオジャママンのメカが発進!

大彗星にまっすぐ向かいます。

 

その中で操縦するのはゲキガスキー、と説明もなくついてこさされた3悪。

 

そしてゲキガスキーは、このまま大彗星に正面からぶつかって止めるつもりである事を明かします。

説明もなく自殺行為に道連れにされた3悪、最初は慌てますが、「歴史に名を残したいんじゃなかったんですか?」と言われ…
「これまで悪い事ばかりしてきたけれど、最後ぐらいいい事をするのもいいか」
と、地球を守った英雄として名を残す事を決心します。

 

そしてメカは大彗星に正面衝突し、大彗星は粉砕され、それを見ていたタイムパトロール隊一同は涙を流す…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が!衝突寸前に、メカから4基の脱出ポッドが放たれていますwww

 

 

 

隕石衝突から地球を守る、という展開は

後の映画「アルマゲドン」と同様ですが(他にもいくつか、同様に身を犠牲にして地球を隕石から守る話はあったような)、そこに更に2段オチでギャグで終わらせているのが凄い秀逸!と、LSSの記憶に残る事になりましたw

 

脱出した後どうなったか?など一切描かない潔さ、そもそも放たれている事に気づかないと、見終わった後の感覚が全く別物になりそうなところもツボです。

 

そして「4基」て!

散々かっこつけて、先輩3悪を道連れにしようとしたゲキガスキーがwww

 

 

マンネリを王道としながらも、ラストには意外性を持ってくるタイムボカンシリーズ

 

オタスケマン」に限らず、タイムボカンシリーズの他作品も一話完結の各話は「いつもの流れ」を見せてくれつつも、最終回・または最終回間近には意表をついた展開を持ってきます。

 

その全てを押さえているわけではないのですが…激アツ感動展開からの、一瞬の絵でギャグに変える構成は、他の「命を捨てて地球を守る」ものから頭ひとつ抜けている感があって、逆に感動したのでした^^

 

 

 

 

ってなとこで、今回はこのへんで!

次回もまた、よろしくお願いします^^