どうも!LSSです!!
今回はふるーーーい漫画、伝説といってもいいぐらいの、あっちこっちに影響を与えた作品について書いてみます!
ねじ式
つげ義春氏の1968年に発表された作品です。
短編ですが、極めてシュールに話が展開します。
シュールな割に、話の筋は通っている、といったほうがいいのか…。
恐れ多くも簡単に言うと、
「海岸でクラゲに左腕の静脈を切断された主人公。そのままだと死んでしまうので、医者を探す」という話です。
医者を探すもなぜかそこは眼医者だらけ。(1コマの中に大量に眼科の看板が並ぶ)
人に尋ねると、
「なるほど、君の言わんとする事のだいたいの見当がつきました」
「君はこう言いたいのでしょう」
「イシャはどこだ!と」
と、じれったい回答。
ちょうどやってきた蒸気機関車。狐面を被った少年が運転しています。
主人公は隣村まで送ってくれるように頼み、乗り込みますが、気が付くと後ろ向きに走っています。
色んな作品でパロディがありますが
作中の名言のひとつ「イシャはどこだ!」が使われる事が多いような気がしますw
あと、ちょっと変わった例として、「Drスランプ」。
アラレちゃんの同級生に、常に狐のお面を被った少年がいますが、彼の名前が「ねじしきくん」。
前述の機関車の操縦士ですね。
実写映画化もされました!
DVDが発売されたのが2003年。
その前にミニシアターで公開されたのを観にいき、パンフレットも購入した覚えがあります。
ただ「ねじ式」自体が短編で、それだけで映画になるような長さではないため、いくつかの つげ義春作品を強引にひとつの話に繋いで作られています。
(と、あらかじめ思っておかないと、話と継ぎ目が不自然で「ねじ式」以上にシュールな話になってしまうw)
この映画、「絶対、原作を見てから見たほうがいい」と断言します!
かなり画にこだわっていて、原作を読んだ人にしか通じない話になりますが、
「なるほど、それでは聞きますまい」
の場面など、原作に忠実すぎる角度!
主演の浅野忠信氏、決して「ねじ式」の主人公に似ているわけではないのに、そうした原作に沿った画にこだわった場面は完全な「漫画の実写化!」だと思わされます^^
日本漫画史を語る上で欠かせない、ひとつの頂点
だと、勝手に思ってますw
…あ、一応書いておくと、謎のエロ要素が入っているので、DVDを一家団欒の場で再生するのはオススメしませんwww
ってなとこで、今回はこのへんで!
次回もまた、よろしくお願いします^^