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【漫画】ねじ式

 どうも!LSSです!!

 

今回はふるーーーい漫画、伝説といってもいいぐらいの、あっちこっちに影響を与えた作品について書いてみます!

 

 

ねじ式

ねじ式 (1) (小学館文庫)

ねじ式 (1) (小学館文庫)

  • 作者:つげ 義春
  • 発売日: 1994/12/14
  • メディア: 文庫
 

 

つげ義春氏の1968年に発表された作品です。

ねじ式 - Wikipedia

 

短編ですが、極めてシュールに話が展開します。

シュールな割に、話の筋は通っている、といったほうがいいのか…。

 

恐れ多くも簡単に言うと、

「海岸でクラゲに左腕の静脈を切断された主人公。そのままだと死んでしまうので、医者を探す」という話です。

 

医者を探すもなぜかそこは眼医者だらけ。(1コマの中に大量に眼科の看板が並ぶ)

人に尋ねると、

「なるほど、君の言わんとする事のだいたいの見当がつきました」
「君はこう言いたいのでしょう」
「イシャはどこだ!と」

と、じれったい回答。

 

ちょうどやってきた蒸気機関車。狐面を被った少年が運転しています。

主人公は隣村まで送ってくれるように頼み、乗り込みますが、気が付くと後ろ向きに走っています。

 

 

色んな作品でパロディがありますが

作中の名言のひとつ「イシャはどこだ!」が使われる事が多いような気がしますw

 

あと、ちょっと変わった例として、「Drスランプ」。
アラレちゃんの同級生に、常に狐のお面を被った少年がいますが、彼の名前が「ねじしきくん」。

前述の機関車の操縦士ですね。

 

 

実写映画化もされました!

ねじ式 [DVD]

ねじ式 [DVD]

  • 発売日: 2003/03/28
  • メディア: DVD
 

DVDが発売されたのが2003年。

その前にミニシアターで公開されたのを観にいき、パンフレットも購入した覚えがあります。

 

ただ「ねじ式」自体が短編で、それだけで映画になるような長さではないため、いくつかの つげ義春作品を強引にひとつの話に繋いで作られています。
(と、あらかじめ思っておかないと、話と継ぎ目が不自然で「ねじ式」以上にシュールな話になってしまうw)

 

この映画、「絶対、原作を見てから見たほうがいい」と断言します!

 

かなり画にこだわっていて、原作を読んだ人にしか通じない話になりますが、
「なるほど、それでは聞きますまい」
の場面など、原作に忠実すぎる角度!

 

主演の浅野忠信氏、決して「ねじ式」の主人公に似ているわけではないのに、そうした原作に沿った画にこだわった場面は完全な「漫画の実写化!」だと思わされます^^

 

 

 

日本漫画史を語る上で欠かせない、ひとつの頂点

だと、勝手に思ってますw

 

…あ、一応書いておくと、謎のエロ要素が入っているので、DVDを一家団欒の場で再生するのはオススメしませんwww

  

 

 

ってなとこで、今回はこのへんで!

次回もまた、よろしくお願いします^^