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劇場版BEM~BECOME HUMAN~

 どうも!LSSです!!

 

昨日は久々に、1時間以上の尺のある劇場版アニメを観ました^^

 

amzn.to

 

 

劇場版BEM~BECOME HUMAN~

たまたま、AmazonPrimeVideoを覗いてると見かけました。
Amazonプライム会員は、今なら無料で見られるやつですね。

 

タイトルから想像する通り、かの名作…いや、超名作妖怪人間ベム」のリメイク作で、2020年の作品だそうです。

…と、これの前にTVアニメシリーズもあったらしく、そのシリーズの後の話だそうで。

 

始まりは、女性刑事の報告書という形で妖怪人間3体の紹介に始まります。

と、TVアニメシリーズを見ていない身としては何より「ベラ」が「少女」という設定になっているのにびっくりw
「ベロ」は子どもながら、ちょっとスカした感じになっていますが、「ちょっと成長するとこんな感じかな」と。

 

 

初代リスペクト!

刑事の報告書に始まり、行方不明となった妖怪人間と敵が、ドラコケミカルという企業のある都市にいる可能性から、刑事が単身潜入捜査に向かう、という導入のあとに
「例の」
オープニングナレーションが入ります!
※初代アニメシリーズで毎回主題歌前に入ってたアレ。新たに描かれていますがほぼ同じ流れ。(さらに後から調べて知りましたが、ここでナレーションを担当しているのが初代のベムの声優さん!)

 

その次、思いっきり場面転換。

「ベルム」という男性と、息子、妻、娘という幸せそうな家族の朝の風景。

 

「ん?もしかしてこれ、悲願だった『早く人間になりたい!』を行方不明になった後で叶えた3人なのでは?一人多いし違うかな…」

とリメイクTVアニメシリーズを見ていない自分は勝手に妄想しますw

 

そしてベルムが会社にでかけます。
出かけた先が「ドラコケミカル」という大手製薬会社の広報部。

 

そこで出た、上司の名前「マンストール部長」を聞いた瞬間、「ええええっ!」ってなりましたw

 

あと、もっと後のシーンで「ベラ(少女)」がファミレスでバイトしているのが出てきますが、その店名が「U-GANDA」なのもクスっとします^^(初代の妖怪人間ベムで、ベムが人間の姿から正体を現す時の「ウー!ガンダー!!」からですね。)

 

 

マンストール

初代の「妖怪人間ベム」は1968年頃に放映されたTVアニメです。

1話完結型で、3体の妖怪人間が人間の社会に潜む、人間に危害を加える妖怪などの怪奇と戦うストーリーでした。

 

妖怪人間ベム」の凄いところは、子ども向けアニメで、正義の主人公が悪と戦う勧善懲悪型でありながら、

  • 主人公3体の見た目が怖い
  • 人間のために戦っているのに、悪い妖怪を倒した後でその妖怪が行っていた悪事を人間たちから妖怪人間たちのせいではないかと疑われたりするなど、勝利したのに悲しい終わり方がよくある
  • 結局、妖怪人間たちはいつ生まれたのか、誰も知らない(というオープニングナレーション)が最後まで忠実に守られています

などなど。

見終わった後に色々残るものがあります。

 

さて、その妖怪人間たちの「生い立ち」、作中では全く明らかにされていないのですが、第10話「墓場の妖怪博士」で「えっ!?」となる話が出てきます。

 

悪党(人間)の「ゴーレム」という男が、「マンストール博士」という人物の家を訪ねます。
ゴーレムは人造人間を作る事に成功したマンストール博士に、
「俺の悪事を手伝ってくれる部下を作ってほしい。金はいくらでも出す。」と提示。
そして一枚の写真を取り出し(そこに映っているのはベラ)、街でたまたま見かけたこの女そっくりにしてほしい、と要求します。

そして引き受けたマンストール博士は制作に取り掛かるのですが…その制作過程が、毎回オープニングで見せられ続けていた例の妖怪人間誕生シーンそっくり!!

そしてベラそっくりの人造人間は完成します。
ゴーレムが「なんでも俺のいう事を聞くんだな?」と人造人間に問いかけると、ベラそっくり人造人間は「なんでもじゃない。悪い事しかやらないよ。」と悪党部下としてはとても頼もしい返事w
満足したゴーレムは…マンストール博士に約束の報酬を支払う代わりに…その場でマンストール博士を射殺してしまいます!!(悪いやっちゃなー)

 

…というわけで、30分番組の物語前半が終わるより前に亡くなってしまったのがマンストール博士。

物語の最後にベムが「もしかしたら俺たちもあの屋敷で…いや、そんなはずはあるまい」と語るのも印象的でした。

 

 

という話を

もし、初代作を見た事がなく、リメイク版だけを見られた方が

amzn.to

を見た際に、「なぜマンストール部長が最終的にああなるのか」をなんとなく分かっていただけると思いますw

 

他にも、初代「妖怪人間ベム」の最終回で語られていた「妖怪人間が人間になる唯一の方法」が、このリメイク劇場版の終盤で凄く重要な要素として採択されているのも、「ベラが少女?」って疑問を持ちながら見ていた初代作ファンの自分も大喜びする展開でしたね^^

 

なお、劇場版の前のリメイクTVアニメシリーズもPrimeVideoにありましたが、

amzn.to

↑こちらは例によって(?)dアニメストア会員登録が必要でした^^;;;;

 

 

あと余談

初代妖怪人間ベムが好き過ぎて語りだすと語りきれないのですがw
(そのくせ、近年になってどうも何種類も制作されていたリメイクに気づきませんでしたが)

  • 妖怪人間たちは、正義の心からの行動である事と別に「人間のために戦い続ける事でいつか人間になれる」と信じて行動していますが、これは全く根拠のない思い込み。
  • ベム・ベラ・ベロの名前は「Bug Eyed Monster(虫のような目(複眼)を持つモンスター)」「Bug Eyed LAdy monster」「Bug Eyed Little Object」という意味があるのだとか。(昔買ったムック本にそのような記載がありました。本編では言及無し)
  • 妖怪人間ベム放映終了から何年か経った頃に「妖怪人間ベムPart2」という企画があり、パイロット版が2本ぐらい?制作されましたが結局お蔵入り…したものが、初代妖怪人間ベムのVHSの最終巻を買った時に特典映像として入っていました。(そのエンディング曲には「バグアイドモンスター ベロ」と、前述の裏設定(?)を裏付ける歌詞が!)

 

 

 

ってなとこで、今回はこのへんで!

次回もまた、よろしくお願いします^^